皆様こんにちは。
日に日に寒くなりますね!自転車通勤の身にはこたえます…
カフェオレ向けのコーヒーのご質問に続き、お客様のご質問にお答えする第2弾です。
浅煎りがお好みの方より、「家でドリップで淹れる時に湯だまりができる」
「さっぱり飲みたいのに味が濃くなりがちで…」というお話を伺う機会が多かったので、
お薦めをご案内します。
深煎り好きの方はすみません、どうぞ聞き流して下さい(笑)
まず浅煎り豆の構造について…浅煎りの豆は、深煎りの豆と比較しますと、
中身が詰まっていて炭酸ガスの発生が少ないです。
焙煎が深くなるほど、豆の中の空洞部分が多くなり、炭酸ガスの発生が増えます。
同じ煎りたての豆でも、浅煎りと深煎りではハンドドリップで淹れる場合
湯を差した時のコーヒー粉の膨らみ方が大きく変わります。
深煎り豆はドリップする時、炭酸ガスの発生も多いことから、煎りたてだと粉は非常に膨らみ
豆の中の空洞部分も多いので湯が抜けやすくなります。
浅煎りでは煎りたて・挽きたてであっても、上記の理由からドリップで淹れる時に粉の膨らみが少なく、
湯だまりができやすくなります。これは淹れ方が悪いわけではなく、浅煎りの特徴上こうなってしまうのです。
特にドリップの抽出時間が長くなってしまうと、浅煎りの場合味がしつこく感じられるかもしれません。
ドリップの場合、浅煎りでは短時間で抽出することや、粉を粗めに挽いて湯を落ちやすくしたり、
ドリッパーの穴が大きい物を使用されることなどをお薦めします。当店の器具で扱っている
ハリオのドリッパーは、穴が大きくあいていて湯の抜けやすい構造になっているのでお薦めです!
あとは抽出器具として、フレンチプレスがお薦めです。
湯に粉を浸漬させて時間をかけて抽出する方法で、ドリップの時の湯だまりを心配することはありません。
フレンチプレスはコーヒーの油分も抽出できるので、香りがより出やすくなり
浅煎りのコーヒーを存分に楽しんで頂けると思います!
長々と書いてしまいましたが…よくわからないという方は、またお店にお越しの際
ご納得いくまでご説明させて頂きます(笑) お気軽にお尋ねくださいませ~(^▽^)