皆様こんばんは。
今日も中野は快晴でしたが…寒い!!
皆様も風邪を引かぬよう温かくしてお過ごしください。。
さて、最近ご自宅でコーヒーを淹れる時に使っているというお声が多い、
金属フィルターについてのお話をしたいと思います!
ペーパーフィルターが要らずそのままコーヒーの粉を入れて抽出でき、
洗って繰り返し使用できるという…お財布にも環境にも優しいフィルターですね(^^*)
金属フィルターでも、フィルターの網目が大きいものや、ステンレスのメッシュタイプの物など、
各メーカー様によって特徴が異なります。
下の写真は、ステンレスのメッシュで大変網目が細かいタイプです。
淹れ方が難しい…というお悩みを聞くことがありましたので、
多かったお悩みに対し対応方法をご提案させて頂きます!
各メーカー様で推奨されている抽出方法もあると思いますので、
一つの案として捉えて頂ければ幸いです!
・抽出する時湯がサーっと落ちて味が出づらい
このお悩みは、恐らくフィルターの網目が大きいタイプを使用されている方に多いかと思います。
ペーパーなどを通さない分、ダイレクトに湯が抜けやすくなり、コーヒーの味が出づらくなっている
可能性があります。
既に実践されているお客様もおられるのですが、コーヒーの粉を少し細挽きにすると
味の成分が出やすくなり、湯もコーヒー粉に留まりやすくなります。
ただ細挽きにした分、抽出したコーヒーに粉がより混入しやすくなること、
また細挽きは味の成分が出やすくなると同時に雑味も出やすくなりますので、
短時間で抽出することをお薦めします。
・抽出する時湯が抜けづらい
こちらは上記のお悩みと逆のタイプですが、恐らくフィルターがメッシュの細かいタイプを
使用されている場合に多いかもしれません。
上記と逆に粉を粗挽きにした方が、コーヒー粉の中を湯が通過しやすくなります。
粗挽きの場合は細挽きに比べると味の成分が出づらいのですが、
その分少し抽出時間が長くなっても雑味も出づらいのでお薦めです。
・粉っぽさが気になる
これはフィルターの構造上、どうしても粉は混入しやすくなります。
少しでも抑えたい場合、茶漉しでコーヒー粉の微粉を取り除いてから抽出するか、
こちらも粗挽きに粉を挽いた方がコーヒーに粉は混入しづらくなります。
・油が浮く
これはコーヒーが本来持っている油分です。この油分に香りの成分が含まれていたりと、
油分も抽出することで豆の個性がよりはっきりと味わえます。
ペーパーフィルターでは油分がペーパーに吸われてしまうので、
油分も出せるのはこの金属フィルターの良さです!
ただ、ここもお好みが分かれる部分であり、すっきりと飲みたい場合は
ペーパーフィルターを使われた方が良いかもしれません。。
余談ではありますが…コーヒーの油分を抽出できるものとして、以前少しご紹介した
フレンチプレスという器具、金属フィルターでの抽出との違いとして
フレンチプレスはコーヒー粉を湯に浸す、金属フィルターはコーヒー粉に湯を通過させるので
味の出方も変わります。
フレンチプレスは粉の量・時間を測ってれれば、安定した味を出しやすく手軽にコーヒーを
淹れられます。浸すタイプなので濃いめに抽出するのは難しく、深煎りの豆だと
アクが混入しやすくなるので浅~中煎りの豆がお薦めです。
金属フィルターやペーパーフィルターなどドリップでは、湯の注ぎ方で味の出方が変わり、
濃い目にもうすめにも淹れられます。濃いめに入れられるのは、ドリップで湯をコーヒー粉におとす際
コーヒー粉に圧力がかかり成分が出やすくなるためです。
圧力をかけて濃く抽出する典型的なものはエスプレッソマシンですね!
今は抽出器具もどんどん増えていて…
…しまった…話が脱線しすぎました( ̄□ ̄;)
今日はこの辺にしたいと思います。。長々と書いてしまいましたが
ここまで読んで下さった皆様、ありがとうございました!
器具の特徴を生かしながら、お好みのコーヒーをお楽しみください☆