皆様こんにちは。
暖かく感じられる日が多くなってまいりましたね。
ゴールデンウィーク、お出かけされてる方も多いでしょうか(^^)
それでは、5月限定販売コーヒー豆のご案内です!
インドネシアの「スマトラハニー」です!
名前にある「スマトラ」は島の名前、「ハニー」はハニープロセスという精製方法から由来、
糖質を生豆に浸透させる製法で作られております。
北スマトラ州のトバ湖の湖畔、バタック族の指定農家にて作られたコーヒー豆です。
当店で常時置いている商品で、スマトラ産の「マンデリンG-1」がありますが、
今回ご紹介する「スマトラハニー」も、同じマンデリンです……が、
指定農家で作られていること、精製の仕方が違うため味わいも変わります。
マンデリンでハニープロセスで作られるものは珍しく、スマトラハニーは
現時点では年に1回しか取引されない商品です。
この精製やマンデリンG-1との違いについては、後半で詳しくご説明致します!
まずは肝心な、スマトラハニーの味について。ハーブやスパイシーな味わいに加え、
フルーツ感もあり酸味も感じられる…非常に複雑で、力強い味わいのコーヒー豆です!!
表現がわかりづらくて申し訳ありません( ̄▽ ̄;)
色んな味を感じやすく、コーヒーの温度が下がってくるとフルーツ感が増し
始めに口にした時と印象が変わる…非常に味わい深いコーヒーです。
少し時間をかけて飲むと、このコーヒーの特徴を楽しめます!
お勧めローストは、この複雑な味わいを楽しめる「シティ」にしましたが、
中深煎り~深煎りがお勧めです!
ぜひこの機会にお試し下さいませ☆
ここで、当店に常時置いているマンデリンG-1との違いや精製についてご説明します。
また長くなりますので…ご興味のある方だけご覧ください(^^;)
まずマンデリンG-1について。そもそもこの「マンデリン」とは、インドネシアのスマトラ島で
マンデリン族がコーヒーの栽培をして作られたことから由来、今はコーヒーのブランド名として
知れ渡っています。ちなみに当店でもう一つインドネシア産で置いている「トラジャ」は、
スラウェシ島のトラジャ族が栽培したことから由来しております。
また「G-1」とは、欠点豆の混入率が少ないことを示し、生産国でつけられた一番良いとされるランクです。
次に精製について。コーヒーの実を収穫し果肉をとると、生豆は硬い皮(パーチメント)に覆われており、
皮の表面にはぬめり(ミューシレージ)がついています。このコーヒーの実から生豆を取り出す
精製の仕方で味わいが変わります。
マンデリンの豆での精製方法で一般的なのは、「スマトラ式」と呼ばれる方法です。
果肉を取りぬめりがついたパーチメントの豆を、十分に乾燥させないまま脱穀し
生豆のまま乾燥させます。インドネシアは雨が多く、天日で乾燥させる際にリスクがあるため
乾燥時間を短くするこの方法が取られるようになったとされ、
他の産地の豆より生豆は濃い青緑になり、特有の味わいを生み出しています。
当店で常時置いている「マンデリンG-1」と「トラジャママサ」は、このスマトラ式で精製されたものです。
そして今回ご紹介のスマトラハニーは、このパーチメントにヌメリをつけたまま
36時間発酵させる工程(ハニープロセス)を入れることで、独特のフルーツ感がプラスされています。
この発酵工程で天候によるリスクが伴い、生産できるのも少量となっています。
このフルーツ感、酸味を感じやすくなっているところが、マンデリンG-1と
一番大きな違いになるかと思います。また苦味はマンデリンG-1の方が出やすいです。
ハニーと聞くとハチミツの甘いイメージを持つかもしれませんね、
確かにその意味合いで名前が付いておりますが…ハチミツのように
味がすごく甘くなるわけではありません(^^;)
ちなみにこのハニープロセスは他の国でも取り入れられており、中米のコスタリカ産の豆で
見かける機会が多いかもしれません。
精製では一般的によく知られるのは「ナチュラル」や「ウォッシュド」で…
…また悪い癖が出て長文になりすぎました( ̄▽ ̄)
今日はこの辺でやめておきたいと思います。。
強引に締めますが(笑) 皆様素敵なゴールデンウィークをお過ごしください☆